出力電力を入力有効電力で除したもの。電気効率が高いほど無駄なく電力を使用できることを意味し、コスト削減や、CO2排出量削減による環境への配慮、発熱低減による機器の寿命向上にも繋げることができる。
電圧を上げたり(昇圧)下げたり(降圧)する装置のこと。電力を効率よく送電したり、機器に適した電圧に変換するために使用される重要な電気機器。家庭や機器で安全に使用するには主に降圧が必要。
電圧・電流・周波数・電力の形態などを変える機器の総称。電気を効率的に利用し、電子機器の性能を最大限に引き出すために不可欠。直流から交流へ変換するAC-DCコンバータや、直流の電圧を変換するDC-DCコンバータなどがある。
電圧と電流の比のことで、一般にZで表し、単位はオーム(Ω)である。回路内のエネルギー損失(抵抗)だけでなく、エネルギーの蓄積や遅延(リアクタンス)も表し、特に交流回路においては、コイルやコンデンサの特性が影響を与えるため […]
どんな波でも、たくさんの正弦波(+余弦波)を足し合わせて表せるという考え方。これを用いることで、複雑な波形をより単純な成分に分解して解析することが可能になり、信号処理や音響学、画像処理などの分野での応用が可能となる。
アナログ非周期信号にどんな周波数が含まれるかを知りたい場合に使用する方法。フーリエ級数展開では周期的なアナログ信号に対してしか適用できないため,解析することができないが、フーリエ変換で周期Tを∞に考えることで非周期的なア […]
電気の「電力」を正確に測るための専用測定器。電源アナライザとも呼ぶ。電圧と電流を測って、瞬時電力・平均電力・力率などを高精度で解析できる。単純な電力計とは異なり、電圧・電流・有効電力・無効電力といったさまざまなパラメータ […]
信号に含まれる周波数の強さをグラフで表示する測定器。音や電波などの「中身(周波数成分)」がわかる。ある信号が「どの周波数に」「どれだけの強さで」含まれているかを正確に観測できるため、無線通信・高周波回路・アンテナ測定・E […]
電力のムダ(無効電力)を減らして、力率を改善するためのコンデンサ。無効電力と逆の性質を持つ「進み無効電力」を発生させることで、遅れ無効電力を打ち消し、回路全体の無効電力を少なくすることができる。これにより、力率を改善し、 […]
抵抗、コイル(インダクタ)、コンデンサなどの受動素子のみで構成された、特定の周波数の信号を通したり、遮ったりする回路のこと。外部電源を必要としないため省エネ化できたり、部品点数が少なく回路も簡単であることから比較的安価に […]