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私が仕事で意識していることは大きく3つです.

まず一つ目は,「お客様の課題や問題を,いかに当社の提供する機能で解決できるか」という点です.部分的な課題解決ではなく,驚きや感動を提供することが価値創造と考えています.二つ目は,「信頼関係の構築と潜在課題の読み解き」です.お客様が抱える課題やご要望には,表面的なものもあれば,もっと深い,潜在的なニーズもあります.その本質を読み解くには,お客様だけでなく,周囲の方々,関係者を含めた信頼関係が重要だと考えています.最後に,「寝ても覚めても顧客視点」を持つことです.私たちが提供する解決策や提案が,自社の都合に偏っていないか,常に気をつけています.

総じて言えることは,お客様が何を求めているのか,どんな問題を抱えているのか,そしてその背後にある潜在的な期待や不安にどう応えるかを考えています.たとえば,電源回路設計に関する案件で,お客様から「簡単に設計してほしい」と依頼がありましたが,話が進むにつれて「もっとノイズを減らしてほしい」「効率を上げてほしい」という要望が出てきました.最終的には,想定していた品質基準を超える提案を行い,加えて,提案した改良によりコストダウンも実現し,大変喜んでいただきました.このように,お客様が気づかない部分まで考慮し,先回りして価値を提供することが,顧客満足に繋がると感じています.

お客様の期待を超える価値を提供し続けるために,これからも挑戦を続けていきたいと思います.

「電子部品『といえば』サンシン」を創る.

私が実現したいことは,２つあります.

一つ目は,「電源回路や電子部品といえばサンシン電気」と思われる存在になることです.当社は20年以上にわたり電源回路の設計を手がけてきました.その間に蓄積されたノウハウは,相当なものがあります.少し強気に言わせてもらいますが,確実に他社にはない技術的な強みがあります.お客様が電源回路や電子部品で悩んだ時に,サンシン電気に相談すれば必ず解決できる,という信頼を得ることが当社の目標です.

たとえば,回路図のアートワーク設計やノイズ対策,温度制御など,当社独自のノウハウを活かして,お客様の抱える課題に応えています.また,EIGYOの自社技術の理解向上のために技術研修会に力を入れています.定期的な研修会や関係各所との情報共有を行う場を設けることで,新しい知識やノウハウを常にアップデートし続けています.

次に,「真のお客様満足」,つまり「Unanticipatedレベルの満足感」を実現することです.これはお客様が予想しなかったような価値を提供することで,期待を超えた満足感を生み出すという意味です.お客様が気づいていないニーズや課題に対して,先回りして解決策を提供し,驚きと共感,そして喜びを感じてもらいたいと考えています.

当社の技術が,お客様にとってかけがえないのない価値となり,感動的な体験を生み出すものであることが最終的なゴールです.