ブリッジダイオードとは?YANGJIE社の取り扱い製品紹介
ブリッジダイオードとは?仕組みと選定の重要性
ブリッジダイオードは、交流(AC)を直流(DC)に変換するために用いられる整流用半導体部品です。電源回路の最前段に配置されることが多く、ACアダプタや電源ユニット、産業機器、家電製品など、あらゆる電子機器の安定動作を支えています。
4つのダイオードをブリッジ状に組み合わせることで、交流の正負両半周期を利用した全波整流を実現できる点が特長で、回路構成がシンプルでありながら高い汎用性を持ちます。
一方で、ブリッジダイオードは「とりあえず入れておけば動く部品」と軽視されがちです。しかし実際には、定格電圧や電流、サージ耐量、放熱性などの選定を誤ると、発熱トラブルや寿命低下、最悪の場合は電源破損につながることもあります。特に近年は小型化・高効率化が進み、ブリッジダイオードにもより高い性能と信頼性が求められています。
ブリッジダイオードが使われる主な用途と要求特性
ブリッジダイオードは用途によって求められる特性が異なります。たとえばACアダプタやLED電源では、省スペース性や実装のしやすさが重視され、小型SMDタイプが多く採用されます。一方で、産業用電源や家電製品では、突入電流への耐性や放熱性、長期信頼性が重要になります。
また、モータ制御や大型電源装置では、瞬間的に大きなサージ電流が流れるため、平均整流電流だけでなくサージ耐量を十分に見込んだ選定が欠かせません。このように、単に「電圧と電流が足りているか」だけでなく、使用環境や負荷条件を踏まえた判断が必要になります。
ブリッジダイオード選定でよくある課題
実際の現場では、定格値ぎりぎりで部品を選んでしまい、想定以上の発熱が発生するケースや、実装スペースの制約から放熱が不十分になり、信頼性を損なうケースが見受けられます。また、コスト優先で汎用品を選んだ結果、量産時に品質ばらつきや供給不安が発生することも少なくありません。
こうした課題を防ぐためには、用途に合ったシリーズを選択できるラインナップの広さと、安定した品質・供給体制を持つメーカーの製品を選ぶことが重要になります。
YANGJIE製ブリッジダイオードの特長
YANGJIE(扬杰科技)は、中国を代表するパワー半導体メーカーの一つで、ダイオードやブリッジダイオードをはじめとした幅広い製品群を展開しています。量産実績が豊富で、民生用途から産業用途まで幅広い分野で採用されており、コストパフォーマンスと安定供給の両立が評価されています。
特にブリッジダイオードにおいては、電圧・電流レンジ、パッケージ形状、実装方式の選択肢が多く、用途に応じた最適なシリーズを選びやすい点が特長です。

シリーズ別に見る主なブリッジダイオード
| シリーズ名 | 電圧範囲(最大逆電圧 Vr) | 定格電流(平均整流電流 If) | 形状・パッケージ | 実装方式 | サージ電流(Ifsm 目安) | 選定時のポイント・主用途 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ABS2 ~ ABS10 | 200~1000V | 1A | ABSパッケージ(小型SMD・4ピン) | 表面実装(SMD) | 35A | 小型・低電流用途向け。省スペース設計に最適。ACアダプタ、LED電源、民生機器向け |
| BR15005(W) ~ BR1510(W) | 50~1000V | 15A | 角型ブロック(KBPC系、W=リード線タイプあり) | スルーホール | 300A | 高電流・高サージ対応。電源装置、家電、産業機器向け。放熱性・耐久性重視 |
| D10JA05 ~ D10JA100 | 50~1000V | 10A | JAタイプ(角型・4ピン) | スルーホール | 175A | 中電流クラスの標準ブリッジ。スイッチング電源、一般電源回路に使いやすい |
| D2UB05 ~ D2UB100 | 50~1000V | 2A | D3K(縦型・SIL 4ピン) | スルーホール | 60A | 小型スルーホール品。基板面積を抑えたい電源・LED用途に適する |
| DB201S ~ DB207S | 50~1000V | 2A | DB-S(DIP 4ピン・小型) | スルーホール | 60A | 定番DIPタイプ。ACアダプタ、充電器、照明用途など汎用性が高い |
| GBJ10005 ~ GBJ1010 | 50~1000V | 10A | GBJ(薄型・横長パッケージ) | スルーホール | 175A | 薄型・高電流。放熱しやすく、電源装置・モータ制御・産業用途向け |
※こちらに掲載の無いYANGJIE製品も取り扱いございます。
ブリッジダイオード選定でお悩みの方へ
サンシン電気では、YANGJIE製ブリッジダイオードを正規に取り扱い、単なる製品販売にとどまらず、用途や回路条件に応じた選定サポートを行っています。定格の考え方や代替提案、量産時の供給安定性に関する相談など、設計段階から購買段階まで一貫した支援が可能です。
また、他のパワー半導体製品との組み合わせ提案や、既存部品の置き換え検討など、現場目線での実務的なサポートも強みとしています。
ブリッジダイオードは地味な部品に見えますが、電源回路の信頼性を左右する重要な存在です。用途に対して過不足のない選定を行うことで、製品全体の品質向上やトラブル低減につながります。
YANGJIE製ブリッジダイオードの導入や型番選定、代替品の検討をご検討の際は、ぜひサンシン電気までご相談ください!
技術と調達の両面から、最適な解決策をご提案します。
