【若手社員によるコラム連載 第4回】 用途別トランス使用例

スイッチングトランスとは

トランスは「変圧器」とも呼ばれ、電圧を変換する基本部品であり、電気機器に広く利用されています。
その中でもスイッチングトランスは、電子機器の小型化、軽量化、高性能化に大きく貢献しています。スイッチングトランスの主な基本機能は、①絶縁、②電圧変換、③エネルギー伝送です。
過去のコラム“スイッチングトランス(初級編) 〜スイッチングトランスの役割と設計プロセス〜”でわかりやすく解説していますので、ぜひご覧ください。
トランスの設計は、電源効率や発熱、ノイズなどに大きな影響を与えます。
また、トランスが①絶縁、②電圧変換、③エネルギー伝送の役割を担うことから、電源性能を左右する重要な要素となっています。
実際の開発においては、コアの選定、インダクタンス値の設計、巻線設計、絶縁安全対策などが重要です。

スイッチングトランスの用途

スイッチングトランスは、次のような用途で使用されています。

①AC/DC電源ユニット
・産業用電源装置
・制御装置の電源ユニット
・通信機器用電源

②産業機器
・制御装置
・配電用電力調整機器

③民生機器
・白物家電
・空調機器

④LED電源
・LED照明用電源
・屋外照明

サンシン電気でのサポート対応

トランスは電源仕様に合わせて設計されるカスタム品です。
サンシン電気では、これまでのノウハウを活かし、様々な用途のトランス設計を行っています。
低ノイズ化を図った球状トランス、発熱低減を図ったクールトランスなど独自開発にも取り組んでいます。
お客様の電源仕様を確認したうえで最適なトランス仕様を定義し、お困りごとに応じたご提案を行います。
さらに、使用する電源ICとトランスの組み合わせや回路方式も考慮し、回路全体を含めた設計サポートを実施します。

また、お客様の評価過程で発生した課題に対しては、トランス仕様や周辺回路の見直しを含め、随時改善提案を行い、より良い電源の実現を目指します。
さらに当社では国内試作ラインも有しており、サンプル提供までのリードタイム短縮なども実現します。

実務において学んだこと

日々使用している電気製品や、産業機器など必ず電源が搭載されています。
それぞれの機器は用途に応じて必要な電源容量が異なり、それに適した設計対応等が求められます。
実務を通じて、トランスは汎用の半導体製品と異なり、お客様の電源仕様によりカスタム設計される製品であることを学びました。

また、使用する材料や銅線の巻き方の違いなどによって性能が左右されるため、細かな設計の重要性を実感しています。
回路全体とのバランスを考慮した設計が重要であることにも気づき、電源設計には高い技術力が求められることを認識しました。
多様な電力帯や用途に応じた最適な電源を実現するため、回路設計を含めたサポートを通じて、今後もお客様の課題解決に貢献してまいります。
また、社内外から新たな知識を取り入れ、実務に活かしてまいります。

電源設計やトランスをご検討の際、電源に関するお困りごとがございましたら、ぜひサンシングループへご相談ください!